無農薬の米作りを楽しむ百姓の『和して同ぜず』

無農薬栽培の米作りに取り組む百姓の気まぐれブログです。
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2009年3月29日日曜日

無農薬で催芽 菌で菌を制す。

第一回目の催芽を始める。

我が家では無農薬栽培なので、種子の浸種や催芽、または播種の過程に於ても一切農薬は使わない。

苗作りの段階で発生する病気は、

ばか苗病、
いもち病、
苗立枯細菌病、
もみ立枯細菌病、
苗立枯病、

などだ。

このような病気に対して、我が家の対応は、

一番に、充実した種子を選ぶこと。
自家採取した籾種を丁寧に数回選別をし、
最後に、塩水選で使用する塩水の比重を1.15に設定して、それでも沈む籾だけを使う。

2番目には、育苗に於ては、農ポリを使ってのトンネルによる保温もせずに、外気温の状態でしっかりと育てる。

この2点だけ。

これでばか苗病以外は全く問題なくクリアしている。

ばか苗病も栽培に支障が出るような発生はなく、たまに数本程度出ていたところで、それも愛嬌というようなことで済ましてきた。

今年は出光興産のタフブロックを使ってみることにした。

これは、科学農薬ではなく、タラロマイセス・フラバスという植物病原菌の拮抗糸状菌だ。
有機JASでも使用を認められている。

まっ、当然と言や、当然。農薬と違うんから・・・。

その使用方法は、
一般的な農薬の種子消毒剤は違う。これも違って当然。農薬ではなく微生物なんやから・・・。

病原菌が一番増殖する時。それが催芽の時。

なぜかって言うと、催芽は水温を30度前後の状態で行うのだが、この30度という温度が病原菌が一番増殖する温度でもある。

そこで、その時に糸状菌タラロマイセス・フラバスを入れて、それが増殖することで、病原菌が増殖できないような状態を作るのである。

一般的な農薬の種子消毒剤は病原菌を殺すが、このはあくまで、菌で菌を押えるということだ。

さて、その効果はひと月後に判明する。

以下の画像は催芽に入る前にタフブロックを使う作業手順。

その後20~30時間ほどで催芽が出来る。と思う。









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