無農薬の米作りを楽しむ百姓の『和して同ぜず』

無農薬栽培の米作りに取り組む百姓の気まぐれブログです。
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2008年11月17日月曜日

「なーにーっ、やっちまったな。」

見出しを見て、「なーにーっ、やっちまったな。」って感じ。
お前はクールポコか、の突っ込みが聞こえそう。

米を輸出する、しかもオーストラリアへ。

一体、生産者はいくらで売っとんのかいなぁ?ワシはすぐにそっちの方に気が向いてしまう。
近年の生産者の手取りの米価は日本の農家にとってはムッチャ安い価格やけど、輸出となると現地の相場からすればこれまたムッチャ高価な米となるということは誰にでも想像が付く。
そんな中での輸出。
記事を読むと、少し納得。
減反にカウントされる他用途米として生産したものということ。
これは半額程の価格で、ある程度は価格競争力があるということか。
ワシとしてはもう一つ納得いかんけど、
今の時点では、いろんな人がいろんな方法でトライすることは良いことだと前向きに評価しておこう。

以下Yomiuri Onlineより記事全文を転載。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20081114-OYT8T00908.htm
あきたこまちオーストラリアへ
来年2月までに43トンを輸出
 コメの国内需要が伸び悩むなか、海外に新たな市場を開拓しようと、JA秋田おばこ(大仙市)は、あきたこまちを県内では初めてオーストラリアへ輸出する。来年2月末までに2回に分け、計43トンを輸出する。オーストラリアには全国的にも国産米をほとんど輸出しておらず、今回の輸出は、今後、どれぐらいの需要が見込めるかを探る試金石となる。沈滞する米作りに新たな活路を開けるか――。米どころ秋田の将来をかけた挑戦が始まる。(早川悦朗)

 輸出を仲介するのは、神戸市の米卸会社「神明」。神明は、現地の穀物商へ向け、年内にまず20トンを輸出する。

 JA秋田おばこは、米価が下落し、需要が先細りする状況下で、「農家が前向きに米作りに取り組める利点がある」と考え、輸出米作りに乗り出した。

 輸出用に生産するコメは、飼料や米粉、バイオエタノール用などに生産するコメと合わせ、主食用以外の「新規需要米」として扱われる。これは主食用米の生産調整(減産)に協力したとみなされ、主食用米を減産しながら食糧自給率を向上できる取り組みとして注目されている。

 また、コメの国際相場の価格も上がり、国内向けと同程度の価格で出荷できるようになった。

 さらに、保管費用がかかるレトルト米飯のような加工米ではなく、精米して出荷すれば、加工米より生産者の手取りは60キロあたり1000円ほど高くなるという。

 このため、JA秋田おばこは、今年、主食用米からの転作地7・5ヘクタールで輸出米の栽培に踏み切った。

 同JAの加藤孝明・米穀課長は「生産量はわずかでも、生産者にとって夢のある取り組み。新規需要米でも、飼料用などと違い、人が食べるための米作りなので生産者の意欲も高い。JA管内の大仙市、仙北市、美郷町はあきたこまちの本場。やはり、コメを栽培したい。オーストラリアで日本米が浸透してほしい」と期待を込める。

 一方、輸出米は、国際相場や円相場に左右されやすいうえに、継続して需要が望めるのか、という不安材料は残る。

 しかし、神明によると、オーストラリアでは、ここ数年干ばつ続きで、コメは不作。それでも、1人あたり年間15キロほどコメを食べ、和食ブームもあり、外食産業界で日本米の需要が高まっているという。

 神明の担当社員は「秋田は、気候が安定しているためコメの不作がなく、品質も高い。これまで日本からオーストラリアへのコメを輸出した実績はほとんどなく、オーストラリア人が日本米にどういう反応を示すのか楽しみ。来年以降も継続して出荷したい」と話す。

                     *

 農林水産省によると、2007年に、日本全国から世界各国に計940トンのコメが輸出された。このうち約95%は台湾や香港、シンガポールなどのアジアと、アメリカだ。オーストラリアはわずか1トンに過ぎず、ゼロだった年もある。

 秋田県からは07年、香港やシンガポールなどに県内全体で計53トンのコメが輸出された。今回、JAおばこがオーストラリアに輸出する43トンは、これに匹敵する規模となる。農水省の担当者は「一つの農協としては相当の規模だ」と話す。

 県秋田の食販売推進課によると、コメを海外に輸出しているのはJA全農以外では、一部の農事組合法人だけ。県は、県産農産物の海外輸出に力を入れており、11月20日に、まだ輸出したことがない中国の北京へ市場調査に行く予定だ。

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