米の国際価格急上昇、日本は暴落。そして農民は…
世界のコメ価格は、
対する日本はというと、
どっちにしてもコメを作っている農民は毟り取られるだけだ。
水のみ百姓とはよく言ったものだ
【AFP BB News 10日17時17分】
9日にコメ価格が1トン=930ドルと前月比52%増の記録的高値を更新したタイでは、今まで犯罪と無縁だった貧しい農村部で、ある異変が起きている。
---中略---
コメ泥棒を責める気にはならないという。世界的なコメ価格の上昇が、タイでも食糧インフレを招き、豚肉、鶏肉、野菜でさえ値上がりしているからだ。
とりわけコメの価格高騰は、コメが主食のタイでは深刻な問題だ。「コメは生活そのものなんだ」とTakhamさんは話した。
コメを主食とするのは世界の人口の半分以上にあたる。食糧として以外に、宗教儀式やお祝いの席でも欠かせない品だ。
----中略---
価格上昇は輸出国に恩恵をもたらす一方、国内への供給不足懸念から、輸出世界第2位のインドと第3位のベトナムは輸出制限に乗り出した。
影響は、コメを両国からの輸入に頼っていたフィリピンやバングラデシュに波及した。フィリピン政府は飲食店に使用するコメの量を半減するよう通達を出し、バングラデシュでは軍が村人たちにイモ食を勧めた、コメの価格が不正に操作されないよう民兵組織が見張っている、などの情報が飛び交っている。
----中略---
コメ輸出世界第1位のタイの2007年の輸出高は、推定950万トン。しかしタイのある農民は、コメ価格の上昇による恩恵は全くないと言う。それどころか、インフレによる稲、肥料、ガソリンの値上がりにより、出費はかさむばかりだそうだ。
対する日本はというと、
【J-CASTニュース 07日】
----前略---
2007年産のコメの価格は例年に比べて安かった。農林水産省によると、主要銘柄が出そろった07年9月26日、公益法人「コメ価格センター」の落札加重平均価格は60キログラムあたり1万4455円と、06年9月平均から7.3%下落した。
原因は、消費者のコメ離れ。日本人の「主食」だったコメも、若者を中心とするパンや麺・パスタに圧されて需要が縮んでいる。にもかかわらず、作付けが過剰な状況が続いている。
生産調整が進まない原因には、農水省が長年の転作政策をやめて市場原理を取り入れた改正食糧法がある。なかでも、農協を通さずに、農家がインターネットなどでコメを消費者に直接販売する方法が広がってきたことが影響している。転作よりもコストをかけず、より多くの収入が見込めるため、生産調整に不参加の農家が増えたといわれている。
供給過剰によるコメ価格の下落を受けて政府・農水省は07年10月に、コメを適正水準(100万トン)まで備蓄するとともに備蓄米の市場への放出を抑える緊急対策を発表。07年内に34万トンを買い入れた。
----後略---
どっちにしてもコメを作っている農民は毟り取られるだけだ。
水のみ百姓とはよく言ったものだ
ラベル: 農政及び農業情報
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